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52396031 末田能久 update for 2024年11月30日

論文草稿 ②

タイトル

アジェのパリとスティーグリッツのニューヨーク                           (副題)コロナ中の鎌倉とコロナ後の鎌倉               

要約

 最近の十年程個人的な活動として北鎌倉の歳時記を題材に写真撮影を続けている。 当然4年前突然コロナが始まり人の減った北鎌倉とごく最近賑わいが戻った同地を 目の当たりにした。それはあたかも全く違う場所か、或いは長い時間を隔てて見た 同じ場所の風景の変容であるかのようでもあった。この間普段よく撮影に行く市街地も活気がなくなって観光客等の来訪者が激減して小さな店舗等も次々と閉店してき、街の様子は大きな変貌を遂げた。しかし2023年に入ってからは徐々に人が戻り、 最近ではもう殆ど活気が『戻った』感もして、江ノ電沿線等は撮影が難しくなるほどの所謂オーバーツーリズムの懸念さえある。個人的な感覚では,何時日本でコロナが始まりまた終わったかについては、2020年2月に、例の大型クルーズ船が集団発生を起こしたまま横浜港に入港した時点で始まり、2023年4月に、条件付きながらも外国からの観光客の受け入れが再開した 時点が終わりである。

 ご存知のように鎌倉は首都圏の小さな観光都市だがこの状況は都市の規模こそかなり違うとは言え19世紀末~20世紀初頭のパリとニューヨークの風景を同じ人間の目で見たとすればそのように感じるのではないか? この発想で上記の同時期パリで活動していたアジェ(前者)とニューヨークで活動していたスティーグリッツ(後者)の「ピクトリアリズムとストレート写真」の対立になぞらえて 「コロナ中の鎌倉とコロナ後の鎌倉のポートフォリオとして組み立てる」という意図で添付の作品の構成を考えた。勿論都市の規模の違いだけではなく 文化的・歴史的な違い等からくる文物の違い、現代では殆ど姿を見かけなくなった事物、例えば後者の馬車鉄道等は、鎌倉の実情に合わせて被写体を適当に置き換え表現した。また其々の表現のため撮影地域は前者の地域は、大船駅から北鎌倉駅を経て鎌倉駅に至る主として市街地、後者の地域は、藤沢駅から江の島駅を経て  稲村ケ崎に至る江ノ電沿線とした。また、両者を20点ずつの構成とし、4点x 5グループ、合計10グループに 分けて各々名称をつけ分類した。この分類は個々の作品のモチーフや印象により筆者の方で任意で名付けた  もので、この両写真家の意図に由るものではない。各々、

①プロローグ、②オブジェ、③植物、④小径、⑤調度品と家具 (前者グループ)             ⑥建築物、⑦人々、⑧ダイナミズム、⑨交通手段、⑩エピローグ(後者グループ)

とした。

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For J. E. Atget

For J. E. Atget

写真1 プロローグ Done (MGI 16-30cc)

写真2 プロローグ 同上。Done (PIN)

写真3 プロローグ ガラス窓の反射 。Done (Eng. 14-014)

写真04 プロローグ 鶴岡八幡の絵馬。(03-024) Done

写真05 オブジェ 藤沢駅前(江ノ電側)のオブジェ。(04-034)Done

写真06 オブジェ 境川橋上のオブジェ(01-007)。Done

写真7 オブジェ 鯛に乗った少年。(34-003)Done

写真08 オブジェ 稲村ケ崎公園のオブジェ(遭難記念碑)。(04-003)Done

写真9 植物 北鎌倉・円覚寺山門付近。Done (Eng.07-016)

写真10 植物 旧い家屋。(GKJ 07-014)Done

写真11 植物 源平池。(T8 16-008)Done

写真12 植物 浄智寺境内(JTJ 12-016)。Done

写真13 小径 – 浄智寺山門前から。Done (JTJ 36-003)

写真14 小径 – 東慶寺。Done (TKJ 28-022)

写真15 小径 – 明月院。(MGI 32-014)Done

写真16 小径 – 鶴岡八幡。(03-003)Done

写真17 調度品と家具 – 鎌倉彫の門扉飾り。(Eng. 41-006)Done

写真18 調度品と家具 – 明月院本堂の置物。(MGI 23-015)Done

写真19 調度品と家具 – 古民家のテーブル。(20-012)Done

写真20 調度品と家具 – 古民家の雛飾り。(20-006)Done

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For A. Stieglitz

For A. Stieglitz

写真01 建築物 マンション群と橋を渡る人。(23-011)Done

写真2 建築物 腰越付近の海岸。(12-024)Done

写真3 建築物 建築中の集合住宅。 (18-006) Done

写真4 建築物 電車から観音様 – 大船のランドマーク。スティーグリッツが米国に戻った際に見たであろう自由の女神像のオマージュ。(OFK 03-012)Done

写真5 人々 腰越海岸。海のない県からの修学旅行生。(E 01-025)Done

写真6 人々 スタートの練習をする某体育大学の学生さん。(29-004)Done

写真07 人々 交差点にて。(21-002)Done

写真08 人々 海外からの観光客。(03-016)Done

写真09 ダイナミズム 腰越付近の海岸、ユンボで整地中。(06-029)Done

写真10 ダイナミズム 作業中のクレーン車。(22-011)Done

写真11 ダイナミズム 境川橋梁耐震工事用の作業船。(01-006)Done

写真12 ダイナミズム 腰越付近の高層ビル。(01-015)Done

写真13 交通手段 JR藤沢駅。(34-015)Done

写真14 交通手段 モノレールとバス(32-007)Done

写真15 交通手段 海の交通機関(33-008)Done

写真16 交通手段 国道134号境川付近の車列。(30-001)Done

写真17 エピローグ 雨の小田急江の島駅。(07-xxx)Done

写真18 エピローグ 境川上から江の島方面を望む。(07-xxx)Done

写真19 エピローグ 飛行機(Equivalent = 等価、を予見して)(14-006)Done

写真20 エピローグ 雲(Equivalent = 等価、を予見して)(14-018)Done